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zoom RSS 銀河鉄道の夜を読了した

<<   作成日時 : 2018/02/17 10:19   >>

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宮沢賢治の作品とは、小学生のときに国語の教科書で「注文の多い料理店」を知ってから、長い付き合いになります……と言いたいところですが、活字作品としては、あまりきちんと読んだことがなかったりします。

それでも、漫画とかアニメの形ではそこそこ読んだりしてきました。ますむらひろしさんの、登場キャラクターが猫になってる作品等で…(どれも面白いです)。


しかし、銀河鉄道の夜一つ取っても実は活字では最後まで読んだ事はなかったりするのですが、ちょっと前にネットで下記の本のことを知り、買って読んでみたのでした。

銀河鉄道の夜(amazon)
画像



この作品は、元々が童話作品ということもあり、核心に書かれてある内容の意味を誰もが理解できるように、少しずつヒントを出しながら、ストーリーを進めています。

この方法は、「注文の多い料理店」と同じで、勘の鋭い人は、すぐに真相に気付くし、そうでない人も、読み進めるごとに積み重なっていくヒントから、「ああ、なるほど」と、気付けるようにしているというものです。

これは、賢治の読み手への読書の楽しみ方の提示でもあるのと同時に、作品をきちんと理解して欲しいという彼の願いでもあるのだと思います。

しかし、真相が理解できるまでの「もやもやっと」したものを抱えたまま読み進めるのが苦手な人には、唐突に宇宙が舞台になって列車での旅行が始まっていて、しかもその理由の説明がないままストーリーが進行していく、という展開に耐えられずに物語から「降りてしまう」人もいるのではないかと思います。実は私も子供のときはそっち派で…w

その読者の「ギブアップ」を防いでいるのが、賢治の想像力豊かな銀河旅行の描写だし、主人公とその親友のやり取り、あるいは主人公の心理描写であり、それらの描写の美しさに気付く事ができたなら、あとはもう列車を途中下車することなく、最後まで主人公とその親友の隣の席で、旅に付き合っていくことができるのです。


この出版物は、10歳未満でも読めるようにしていることもあり(でも内容を端折っているわけではないです)、流石に私も今回はこの作品から途中下車しなかったですw
まあ、彼らがどうなるかはとっくに知ってましたけど…(大人で知らない人はいないでしょう)。


宮沢賢治の作品がいつまでも色褪せないのは、作品単体として優れているだけでなく、子供では分かりえない賢治の思想・理想・知識の奥深さが作品ににじみ出てて、その素晴しさが大人をも惹きつけて止まないからだと思いますが、
現代に生きる私たちの観点からすると、賢治の生き方は高い理想ゆえに必ずしも合理的ではなく、無理と矛盾をはらんでいます。

でも、だからこそのあの作品群が生まれたと考えるなら、賢治が今も誰にも忘れ去られないためには、あのように生きるしかなかった、ということになるのでしょう。

まあ、賢治が出自の裕福さできちんと健康を保って長生きしたなら、どのような作品が生まれていたのか気になりはしますが、どのみち第二次世界大戦で、作風ががらっと変わってしまった可能性はあるなぁとも思ったりします。

賢治の生前の作品のほとんどはお金にならなかったようですが、それでも自らの作品と作風を汚すことなく世を去ったことは、後世に受け継がれるきっかけの1つになったのでしょうから、賢治は賢治の人生を正しく生きたということなのでしょう。


さて、活字の作品も久しぶりに読みましたが、なかなかいいものですね。今後もしばらくはいろいろな作家の小説等を読んで行きたいと思います。

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