漫画 ハチワンダイバー全35巻を読了した

きっかけは、ヒカルの碁をKindleで買って読んでいたときで、購入候補にこの漫画が出てきていたので、特に考えなく買った、というものです。

日本将棋連盟の元新進棋士奨励会員で、年齢制限による退会後は、賭け将棋でその日その日の糊口をしのぐという「真剣師」の主人公が、やがて将棋でアキバメイドと共に世界を救う(!?)というストーリーで、私はこの作品にすぐに夢中になりました。

真剣師の戦いという、侍が刀で斬りあうようなヒリヒリする、しかも15分切れ負けというスピーディーな展開は本当に読むスピードを倍加されてくれて、本当にあっという間に読了した感じです。

将棋という盤上での戦いを実際の人と人との戦いに置き換えての派手なアクションとしてイメージする方法は、まさに漫画の良さを最大限に活かしたと言えるでしょう。

それに、将棋の監修はプロ棋士が担当していることもあり、派手でありながらも、出鱈目ではないのもポイント高いかと思います。


作品の中盤以降は、とある真剣師組織上でのトーナメント戦となり、やもすればマンネリな展開になりそうなところ、面白い展開、濃すぎるキャラ、将棋の指し合いとは思えないほどの度肝を抜くビジュアルで、作品としての面白さを最後まで保ち続けたと感じました。


将棋連盟が明るい表の世界だとすれば、真剣師組織は底の見えない怪しい裏の世界、そしてストーリーではプロ棋士と真剣師とのぶつかり合いというヤバい展開にも繋がっていくものの、最後は実にいい落としどころに持ってきており、作品では真剣師こそ一番と主張しながらもプロ棋士と将棋連盟のメンツもうまく保って、作者さんは随分難しい橋を渡り終えたものだと私は感心してしまいました。


この作品は、絵的にはそんなに綺麗とは言えないです。でも、それが気にならないくらいの迫力と面白さがあり、私はこの作品を通して、改めて、「面白さの本質」とは何かというものを体感することとなりました。
でも、綺麗ではないと書いたものの、雑とか手抜きではないのがアマチュア作家との違いでしょう。要は雑と綺麗の限界でうまくキャラをデフォルメした、ということなんだと思います。


囲碁にはこれほどの漫画作品はないでしょう。ヒカルの碁は、確かにこちらも夢中になって読了しましたが、想定される読者層には小中生も含まれるからか、ちょっと大人しい内容に感じてしまいます(ハチワンは青年誌掲載)。

いつか、囲碁漫画でも、サンロクワン(19×19=361)ダイバーみたいな感じでハチャメチャでしかも面白いみたいなのが出てきたら、もっと囲碁界も盛り上がるかもしれませんね。

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