以後囲碁でGo! 3子

その者、青き衣を纏いて金色の野に降り立つべし。失われし大地との絆を結び、ついに人々を青き清浄の地へ導かん……

というわけで、2019年明けましておめでとうございます。当ブログの管理人eの人です。本年もよろしくお願いいたします。


年末年始は帰省してまして、のんびりと過ごしました。
囲碁については、PSVITAの「囲碁教室」の初級編に取り組みつつ、艦これ改に取り組みつつ、何か初心者向けのテキストがないか調べたりしていました。

その過程で、ジャンプコミックスの「ヒカルの碁」を見つけました。
とりあえずは試しということで、電子書籍版の第1巻を購入してkindleにDLして読んでみたのですが…

もうとてつもなく面白くてw
このお正月で一気に全23巻を読了しました。


うん、面白かった。

主人公の小学生のヒカルが、平安時代の棋士の亡霊に取り憑かれて、全く何も知らない碁を打たせられるところから、ヒカル自身が本格的に碁に興味を持ち、やがて日本棋院の門を叩き……

という内容なのですが、ジャンプの3原則「友情・努力・勝利」に沿いながらも、ただ棋力が強くなっていくだけではない、ヒカルや関連する人々の心の成長がしっかり描かれていて、かなり読み応えがありました。

この作品では、囲碁について技術的な細かい解説があるわけではありません。
でも、登場キャラの言動・表情や心情を通して、対局の流れの中で今だれがどのように優勢・劣勢なのかが感覚的に理解できるようになっていて、まあ、よくも地味で難解な見た目の囲碁でここまで棋戦の対局とその観戦の醍醐味を堪能させてくれたものだと思います。


1対1の勝負は、勝者と敗者の明暗を残酷なほど明らかにして、プロ囲碁の世界の厳しさを味わわせてくれる一方で、アマチュア囲碁の楽しみ方も提案してくれていて、必ずしも強者とかプロを目指したい者だけの作品になっていないのは初心者にはありがたかったです。

それと、囲碁プロの方が監修に携わっていることもあって、囲碁をあまり知らない人でも楽しめるけれども、知っている人ならさらに楽しめる(であろう)内容になっているのが、この作品の厚みとなっています。単にバトルの派手さと勢いで読ませるわけではないのが、人気を博した理由でもあるのでしょう。


もし、あえて問題点を挙げるなら、囲碁を始めたばかりの私にとって、作品中の戦いの棋譜はよく分からない白黒の模様のままだった、ということでしょう。まあ、棋力を上げるための作品ではないので仕方がないのかもしれませんが、ほとんどの読者は、棋戦の雰囲気を堪能したに留まったにすぎないのではないかと思いました。

その結果として、ヒカルの碁の終了後は、再び囲碁の人気が下がってしまっている、ということになるかと思います。

これは囲碁の抱える大きな問題の1つなのでしょうが、棋譜の見た目の難解さが、未経験者や初心者の裾野を広げる大きな障害になっているものの、実はその難解さこそが囲碁の面白さの1番の醍醐味になっているのが、いかにも相容れない感じとなっています。

難解だからこそ、対局相手のミスを誘い、あるいは思いもしなかった斬新な手を生み出すことができるわけですが、
その、未経験者・初心者との果てしない距離感を、ワープさせてすぐそばで垣間見せてくれたヒカルの碁は本当に優れた作品なのだと言えるでしょう。

でも、囲碁の世界にnew comerをどんどん引き入れて魅了するにはもっと何か工夫が必要なのだと思います。今後、漫画でも小説でも映画でも囲碁をテーマとして扱うのなら、ヒカルの碁プラス何かの要素を取り入れることで、もしかしたら如何ともしがたい距離感を縮めることができるのではないかと思いました。


さて、今の私にはまだ棋譜が白黒の模様にしか見えていないので、日々9路盤に取り組みながら、囲碁の面白さをもっと享受できるように頑張っていくつもりです。

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